遊歩道沿いの家
建築家として自身の自邸を構えた後、遊歩道沿いに2棟の家を設計することとなった。特に意図したわけではなかったが、気づけば15年の歳月をかけ、建築への思いを共有できる建て主に恵まれてきた。それぞれの住まいが個別の物語を持ちながらも、共通する価値観のもとで生まれた空間は、時の流れとともに深い結びつきを育んでいる。遊歩道を行き交う人々の風景の一部となりながら、この場所は単なる住まいの集合ではなく、建築を通じた対話が豊かな関係性を築く『道沿い』となった。
2025/03/29 07:40